沈床バスケット

河川の護岸基礎工、水制工などに対して、従来の木工沈床を改良した、耐久性の高い透過性箱型沈床コンクリートブロックです。

ブロック内部に自然石を充填するため、地下水の涵養や水生生物の生態系保全、及び植生の回復などが可能な自然にやさしい多自然型沈床工法です。

特長

1.箱型ブロック内部に自然石を適度に充填できるため、魚や生物にとって良好な空間を保つことができます。 2.ブロックにはコンクリート二次製品のため、耐久性に優れ、さらに使用目的に応じてブロック同士の組み合わせが自由にでき、敷幅、根入れ長が容易に調節できます。 3.ブロックは相互にかみ合うので連繫性がよく、流れに対して安定しています。 4.据付はクレーンを使用し、大規模な仮設を必要とせず、水中施工が可能です。(ただし、水深が1m以上のときは芯出しなど一時的に水位を下げる必要があります。) 5.透過性構造のため、堤内側の地下水への影響を及ぼさず、礫間浄化も図れます。 6.護岸の根継工、基礎工としてのほか、船着場兼用の沈床工や、魚巣根固工として効果があります。

使用場所・用途

  • 河川
  • 根固・護床
  • 水制

規格・諸元

種類 質量 (t) コンクリート体積 (m3) 吊筋重量 (kg) 中詰量 (m3)
標準ブロック 3.742 1.627 8.27 1.495
根石ブロック 3.645 1.585 8.27 1.495

実績

実績表pdf

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