木工沈床フリータイプ

伝統的河川工法の木工沈床を製品化し、間伐材の使用量を増加し、施工性を大幅に向上させた工法です。

NETIS番号 KK-050072-V
設計比較対象技術として評価情報に登録されています。
NETIS掲載期限終了技術

特長

1.プレキャスト化

方角材を井桁状に組んだ製品として納入するため、取り扱いが容易です。

2.優れた施工性

方角材を倒した状態(畳んだ状態)で納入し、引起し、スライディング、ボルトの増締めの手順で躯体が完成するため、施工性に優れています。

3.工期短縮

高水敷等の製作ヤードで組立、中詰材投入を行い、クレーンによる現場への据付が可能であるため、仮締切りの期間を短縮、あるいは不要になります。

4.経済的

特にB型は底部に高強度メッシュシート(ユニチカファイバー製メルセット)を使用することによって、敷成木タイプに比較して、3層建で4層建同等の重量が確保でき、経済的です。

5.多段積みも可能

根固沈床として平面的に設置する以外に、多段積も可能です(低水護岸等)。

6.曲線対応

側面部材の取付け及び底部メッシュシートの敷設により、曲線対応が可能です。

7.各県県産材

各県県産材の使用指定に対応可能。流域指定についても製造期間と場所によっては対応可能です。

8.生態系にやさしい

木材と自然石で天然の素材を使用しているため、生態系にやさしい工法です。

使用場所・用途

  • 河川
  • 根固・護床
  • 水制

規格・諸元

木工沈床フリータイプ木工沈床フリータイプ B型

規 格種 別ユニット質量
(kg/基)
中詰体積
(m3/m2)
A型
底部に敷成木を使用
3層建2700.46
4層建3400.68
5層建4000.90
B型
底部にメルセット
(高強度メッシュシート)を使用
2層建1600.42
3層建2250.64
4層建2900.86

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