北海道森町砂原漁港

内浦湾(通称 噴火湾)の南側に位置する砂原漁港は、スケトウダラの刺網漁業やホタテガイの養殖が盛んであり、沿岸・養殖漁業の流通拠点です。一方、地震や津波など自然災害への防災対策や混雑解消、衛生管理が課題となっています。

 

 

防災対策として、東防波堤の耐震性能を強化する工事が進められています。地震や津波、火山噴火による被害を最小限に抑え、水産業の早期復旧を図るため、「防波堤の粘り強い化」を目的にサブプレオフレーム(SPF)が採用されました。

 

 

SPF はブロック1個から滑動抵抗力を発揮し、航路や泊地に与える影響が小さく経済的です。また、中詰石部は多様な空間を創出し、藻場や増殖場としての効果も期待できます。

 

青森県八戸港 モニタリング
根固ブロックとSPFの表面生物相の違い

 

 

SPF中詰石の空隙や凹凸のある表面は、ナマコ等の底生動物の生息やワカメ等の着生が確認され、藻場礁や増殖礁として期待できます。

 

・懸濁物が堆積しにくい
・海藻の胞子が着生しやすい
・付着動物が生息し、懸濁物を摂餌・濾過する(水質浄化)
・底生生物が生息し、堆積物を摂餌・消化する(底質改善)

 

 

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サブプレオフレーム